昨晩放送されたガイアの夜明け、ほぼ毎週見てるのですが特に興味深い内容でした。
『新しい働き方 第1回 成果主義を超えろ!』
成果主義の弊害を乗り越え、社員のやる気を高める制度を導入する企業について。90年代後半から日本企業に取り入れられてきた成果主義。バブル崩壊後の日本企業が、個人の能力と「やる気」を企業の成長につなげようとしたが、結果としてうまく行かない事例が続出した。今年の日経ビジネスの調査でも、勤務先の成果主義の導入は成功か失敗かという問いに、失敗7割の回答だったらしい。「社員の働く意欲が低下した」「個人主義が蔓延してチームワークが崩れ、職場の雰囲気が悪い」など、サラリーマンに評判の悪い成果主義の行方は…。
1.ペット用品メーカー ユニ・チャームさん
売り上げノルマを廃止して行動ノルマの導入・・・取引先の会社や店舗を回る回数を、月50回から60回に設定営業マンは月曜日から木曜日までは外回りをして,週末は翌週の行動計画を綿密に立てる。その結果、販売金額という結果だけを追い求める重圧から営業マンは解放され努力すれば誰でも達成できる「行動」を積み重ね業績も上がり2006年にはペット業界第一に成長したそうです。
2.ITベンチャー企業 サイボウズさん
社員に長く働いてもらう為に、「成果主義型」と「年功重視型」の選択制・・・創業以来、厳しい成果主義で若い社員のやる気を引き出してきた反面退職率も高く2005年には25%にも上った。退職率を下げる為、導入されたのが、「成果主義型=年俸制」と「年功重視型=時給制」社員は1年ごとに自分の考え(ライフスタイル)でどちらか選択するそうです。
3.美容室 資生堂美容室さん
チーム制成果主義の導入・・・以前爆発的に起きたカリスマ美容師ブームの時代は指名が取れる美容師はもてはやされる一方で、自己中心的な美容師が増え、一部の美容院ではスタッフの雰囲気が悪くなり、中には店の経営字体がうまくいかないケースもあった。そこでチーム制成果主義を導入。スタッフをチームに分けて競わせることで、店の雰囲気はよくなり営業利益も2倍にふえた。チームを意識することで周りのスタッフに目をむけさせることと、経営感覚をもった中間管理職としてのリーダーを育てることだそうです。(ドキッとしますね)
昨晩、一番印象に残ったのは売上目標達成に苦しむチームリーダーがチームとしての責任を感じ自ら降格を申し出た場面・・・(気持ち分かります)最終的には降格せず再スタートをしましたが、似たような立場の人間として是非とも頑張ってほしいと感じました。※千円カット専門の私にはとても、とても美容室は敷居が高く伺えずにすみません
コモドホーム 湯浅 誠太郎
日常業務にどっぷりつかっていると、他の業界で皆どのように仕事に取り組んでいるかなかなか見えませんよね、カンブリア、ガイア、ルビコンはそういうう意味で非常にためになる番組だと思っています。感心、感動するだけじゃなく、どんなことでもどん欲に取り入れて実行していくことが大事ですね。