日曜夜に所さんがメインの『劇的ビフォ→アフタ→』がやってました。
ゆっくりできる日は出かけていることのほうが多いので、
子供がトーマスをみたいと騒ぐ中、久々に見てみました。
まず、ビフォーが劇的でしたね。
元が寮兼用住宅だったとの事で、2階に行くにも外階段のみ。
内階段はありませんでした。
1階は流し台があるだけで、コンロスペースはありません。
卓上IHがひとつだけ、離れたところにありました。
また、坂から玄関までに階段があり、1メートルの高低差が子育て中のお母さんは大変そうでした。
周りはマンションに囲まれ、採光もままならず、ダイニングには日も入らない状態でした。
3世代6人で暮らすにも、非常に狭く、お姉さんの部屋は居室ではなく、通路になっていました。
なかなか見れない案件だけに逆に興味深かったです。
アフターも劇的です。
解体すると柱がなかったり、坂の途中にあるため建物の下に駐車場があるのですが、そのまわりは土が流され、地震がきたら土台が折れ、家ごとつぶれそうな状態。
構造部材はすべて補強、床下のコンクリートも打ち直して強度をアップ。
階段は内階段になり、階段の上部や、玄関上にはトップライトを設置。
2階廊下にはポリカーボネートの床を使用して、大屋根からの日が1階まで届いていました。
これで採光の面も解消しました。
キッチンは対面キッチンに変更し、ダイニングテーブルも造作。
収納もすべて職人の造作で加工し、家全体にまとまりのある仕上がりでした。
玄関に上がる階段も位置を変更し、スロープに。
おじいちゃんにもお母さんにもやさしい家になっていました。
どうしても施主としてではなく、営業としてみてしまいますが、
それでもかなり勉強になりました。
些細な工事もそうですが、ご予算の中でどこまでやるかと詰めていくのも大事ですが、どこまでやってあがられるか常考えておくことも大事だなと思います。
いつかはやりたいですね。
こういう仕事。
テレビにはでなくてもいいので…。
せめて、また雑誌に掲載してもらえるような仕事を…。
ANDY