以下は日経トップリーダーの記事 敗者の錯覚
限界に挑戦する行為は、スポーツの世界では美談になるが、
経営の世界では、トップが限界に挑むことは、必ずしも
称賛に値する行為とは言えない。
高齢スポーツ選手の「自分との戦い」は、負けても、
本人が引退するだけで済む。しかし、経営者の
「自分との戦い」は、万一負ければ、社員やその家族、
関係者を路頭に迷わせかねないからだ。
確かに、世の中には、歳をとっても衰えることのない
超人的な経営者が存在する。いくつになっても、
現場を回る気力と体力、常識を打ち破る発想力、情報収集力などを
兼ね備え、会社を導く姿は経営者の模範に見える。
しかし、彼らは、あくまで例外的存在だ。
大多数の経営者は、高齢になればなるほど経営能力は
少しずつ低下していく。
それでも無理を押して、経営の第一線に出ようとすれば、
それだけ会社を危険にさらしかねない。
「自分は超人である」と自信を持っている人以外は
しかるべき時期が来れば 会社離れ し、本来、取り組むべき
事業承継の為の準備を進める。それが、経営者の宿命であり
責任と言える。プロスポーツ選手の「自分との戦い」は、
見る者に感動を呼ぶが、経営者の「自分との戦い」は
見る者に不安を与えかねない。
う~ん、……………発想力も、情報収集力もなく
あるのは、気力と体力だけの私にとって、限界は
どのあたりをさすのでしょうか?もう何年か先なのか?
いや、すでに通り越しているのか?
考えさせられる記事でした。