日本俗語辞書をみると・・・
『イヌ』とは、江戸時代から、スパイ・密告者・権力者の手先、という意味で使われてきた言葉です。
これは前田利家の名で知られている戦国武将『前田犬千代』がスパイとして活躍したから
と言われています。
またイヌには、単に犬の臭覚や嗅覚の鋭さからきた密偵者や軍事探偵の転意とも言われています。
どちらにしても現在使われているイヌは、これらが転じた密告者のイメージが強く、
もともと犯罪グループにいたが警察の手先となった”情報提供者”や目上の人にチクった者などを指す
場合が多いです。例えば、「警察のイヌに成り下がりやがって」といったように悪意をもって使われます。
(動物のお犬様は全く関係ありません。個人的には大好きです。)
Kimura