当たり前のことを、当たり前にやりきることの重み。
大分昔の話ですが、大手企業に勤める友人が、業績が芳しくない
子会社に社長として出向し、数年で業績を回復させたときの話。
私 「よく1~2年で黒字にできたな、何をどういうふうにしたんだよ。」
友人 「特別なことは何もしてないよ、当たり前のことを
当たり前にやっただけだよ。」
私 「たとえば?」
友人 「おさめた商品の代金は取り決めどうりきちんと回収する事、
利益を無視した売上ありきじゃなく、売り上げより利益を優先する事。」
そのほかにもいくつかありましたが、取り立てて難しいことはなく
な~だ、その程度のことか と思っていました。
が 最近、特に、当たり前のことを、当たり前にやりきることの
難しさを痛感しています。
業績の良い会社、元気のある会社は、だれも思いつかないような
特別のことをしているわけではなく、挨拶であれ、5S(整理、整頓
清掃、清潔、躾)であれ、会社のルールであれ、
当たり前のこと、徹底して当たり前にやりきっているだけだと思います。
当たり前のことを、当たり前にやらせきれない自分にふがいなさ、
腹立たしさを痛感します。
能力の限界とは思いたくないので、ひとつづつ、すこしづつ
実践していきたいと思います。