今回、増改築相談を受けたお客様の家族の中に全盲
のかたがいらっしゃいました。いろいろご要望をヒアリングし、
いつもどうり、コーディネーターの萱原さん、二級建築士
の平山君、一級建築士の兄(非常勤役員)に三者三様の
プランを作成してもらいました。
その中から、2プランを選んでお客様に提案しようとおもって
いますが、何とか全盲の方にも間取りを皆さんと一緒に検討
していただけないかと考え、点字の平面図を作成しました。
各部屋の名称、広さがわかるよう点字を貼っています。外壁
間仕切壁はさわってわかるよう、凹凸をつけています。さらに
窓部分には凹凸を強調しました。写真の赤い部分がそれです。
私の知人に奥様が全盲ののかたがいらっしゃいます。うちの子供と同じぐらいの年頃の子供男三人の
五人家族です。生活そのものはほとんど健常者となんら変わりません。以前マンションを購入するときに
間取りの説明を聞き、すぐ覚えるのだそうです。それでもいくつかのマンションを比較するときには、点字
の図面があればなあ~と思ったそうです。
初めての試みで、喜んでいただけるかどうかわかりませんが、少なくても言葉の説明だけよりは
実感してもらえる気がします。次回の打ち合わせが楽しみです。ただしプランが気に入ってもらわなければ
はじまりませんが。