見逃していました。テレビ東京 「美の巨人たち」建築シリーズ。
昨日の放送はかろうじてビデオ収録したので今朝正座して観ました。
戦後を代表する建築界の巨人・清家清の自宅『私の家』。
住宅建築の傑作と呼ばれた作品だそうです。
『私の家には』には、玄関がありません。それどころか、
家のどこにも仕切りやドアがありません。巾10m、奥行5m、
わずか50㎡のコンクリートの箱、(私の自宅とほぼ一緒です)
つまりワンルームに居間、寝室、書斎、洗面所全てがおさめられ
親子5人が生活していたそうです。『私の家』が建てられたのは
1954年ですから私が生まれてから3年後になります。
私の生まれた実家は田舎なので結構広かったですね。
この移動式の畳がずいぶん便利に機能していますね。天気の良い日は庭に出して
部屋の延長、居間の床、鉄平石の上に置くとちゃぶ台をおいてダイニングに、
何と居間の床鉄平石には床暖房が入っているんですよ。
仕切りやドアがありませんから家族には、隠し事、言いかえればプライベートが
ありません。こんな生活もいいなあ~、というよりこんな生活が
家族の理想なのかもしれません。
そして清家清の晩年の言葉