光と風が抜ける家

篤史の建もの探訪、今日は千葉県内の物件です。梨園が近くにあるので

鎌ヶ谷あたりでしょうか。建物外観はオーソドックスですが、やはり

いろいろな趣向を凝らしています。

二階窓上のハイサイド窓が目につきます。

地下がRC構造でご主人の趣味のスタジオになっています。

換気をしつつも音を外に漏らさないよう換気扇に工夫がされています。

玄関を入ると正面に螺旋階段、階段上の踊り場、廊下がグレーチング

でトップライトの光をそのまま取り入れています。シリングファンを利用して

風の流れもしっかり演出。

玄関ホール、廊下を挟んで、リビングとダイニング、キッチンに振り分けられていますが

段差を設けたのは何か意味があるのでしょうか。

バリアフリーの方がよかったような気もしますが。

L型キッチン壁には質感のあるタイルが、大理石天板と

マッチして高級感ありますね。

ダイニングテーブルの高さと、キッチン天板高さを合わせ

キッチンの床は一段下げています。こうすることによって

食事しているご主人と、調理している奥様の目線がほぼ同じになり

ほどよい一体感が生まれるのと、小学生のお子さんが料理を手伝い

安い高さになるのだそうです。

キッチンからリビングを眺める解放感、建具を入れない解放感

なかなかできない造りです。

理由の一つにはこの家、エアコンがありません。自然の風、

光を利用して、夏涼しく、冬暖かく過ごしているそうです。

理想ですね。

浴室の先に見える窓はオープンにすると結構風が入ってくるそうです。

リビング、食堂、廊下の段差がなければ私好みの家でした。

特にリビング、食堂の天井のつくりが好きですね。

 

コメントは受け付けていません。