工事日誌

土台腐食の補修工事のつもりが、シロアリ!

2020年2月29日

外壁にヒビがたくさん入っていて、掃き出しサッシが開かなくなってしまったお宅のサッシ交換。

土台の腐食による沈下でサッシが歪んでいたので、サッシ・雨戸も交換します。

外壁を剥がしてゆくと、やはり土台の腐食がすごかったです。

というか、ほぼ溶けている状態です。

雨戸とサッシの解体を進めていると、サッシ右の柱に穴が!

これは、もしや?

大工さんも来てるねー問題ありだな!

と一言。

状況確認の為、柱を掘ってみる事に。

あまり、柱は掘らないのだが、仕方がない。

大工さんに掘ってもらうと完全にシロアリ被害でした。

お施主さんは、全く気が付いていないとの事。

この気が付かないのが、シロアリの怖いところです。

大工さんが掘り進めていくと、ついには2階の桁までたどり着きました。

原因は2階雨戸の雨漏りらしく、そこはお施主さん曰く以前に直してあるとの事。

現在は、雨漏りしていないのでシロアリも居なくなったのだと思われます。

しかし、2階までやられた状態は初めて見ました。

たかが、雨漏りと思ってはダメですね。

今回は、サッシが開かなくなって家が傾いてきたのが判明しましたが、知らずにいたら地震などで倒壊しかねません。

皆さんも気を付けて下さい。

土台が腐食している上に、柱がダメだと家が倒壊しかねないので、急遽、柱を取り寄せ柱ごと交換になりました。

柱を丸々一本交換しました。 サッシが開きにくかったのは、土台も悪かったが、2階の重量も同時にサッシ枠に掛かっていたからですね。

とりあえず、シロアリ被害は解決しました。

この後は、サッシ屋さん・左官屋さん・塗装屋さんの順番で工事が出来そうです。

船橋店 高橋