土台腐食の補修工事のつもりが、シロアリ!

外壁にヒビがたくさん入っていて、掃き出しサッシが開かなくなってしまったお宅のサッシ交換。
土台の腐食による沈下でサッシが歪んでいたので、サッシ・雨戸も交換します。

外壁を剥がしてゆくと、やはり土台の腐食がすごかったです。
というか、ほぼ溶けている状態です。

雨戸とサッシの解体を進めていると、サッシ右側の柱に穴が!
これは、もしや?

大工さんも「来てるねー問題ありだな!」と一言。
状況確認の為、柱を掘ってみる事に。
通常、強度維持のためあまり柱は掘らないのだが、仕方がない。

大工さんに掘ってもらうと完全にシロアリ被害でした。
お施主さんは、全く気が付いていなかったとの事。
この気が付かないのが、シロアリの怖いところです。

大工さんが掘り進めていくと、ついには2階の桁までたどり着きました。
原因は2階雨戸の雨漏りらしく、そこはお施主さん曰く以前に直してあるとの事。
現在は、雨漏りしていないのでシロアリも居なくなったのだと思われます。
しかし、2階までやられた状態は初めて見ました。
たかが雨漏りと思ってはダメですね。
今回は、サッシが開かなくなって家が傾いてきたのが判明しましたが、知らずにいたら地震などで倒壊しかねません。
皆さまもぜひお気を付け下さい。

土台が腐食している上に、柱がダメだと家が倒壊しかねないので、急遽、柱を取り寄せ柱ごと交換になりました。

柱を丸々一本交換しました。
サッシが開きにくかったのは、土台も原因の一つでしたが、2階の重量も同時にサッシ枠に掛かっていたからですね。
とりあえず、シロアリ被害は解決しました。
この後は、サッシ屋さん・左官屋さん・塗装屋さんの順番で工事を進めていけそうです。
船橋店 高橋