リフォームに必要な知識とは

今よりもっと暮らしやすい家へ

素人だからといって尻ごみは厳禁!

初めてのリフォームで専門知識を持った相手を前に、「こんなことをいったら迷惑では?」と尻ごみするのはもったいないこと。わたしたちは、家のこと、リフォームのことを知り尽くした強力な味方です。わからないことや疑問に思ったことは、遠慮せずに何でも相談していきましょう。何度もやり取りをすることによって、お客様のイメージがリフォーム会社に伝わり、描いていた漠然とした思いがより具体的な形となります。

リフォーム会社に相談する前に、住宅専門誌や、リフォーム特集が組まれた雑誌などで勉強してみるのもひとつです。リフォームを経験した人たちの多くは、一度は住宅専門誌に目を通しています。家やリフォームの知識が少しでもあると、リフォーム会社のスタッフと打ち合わせをする際など、新しいアイデアや、それまで見えていなかった問題に気づくことができますよ。積極的にリフォームの輪に参加していきましょう。

もっと早く知っていたら…

リフォーム基礎知識① 「会社選択の決め手は?」

リフォーム会社を選ぶときに大事なことは、資料請求や情報収集です。数社に資料請求をして、自分たちに合いそうなリフォーム会社を3~4社に絞ります。リフォーム会社のホームページには、工事事例集が掲載されていることが多いので、どんなリフォームを得意としているのかを確認して、自分たちに合った会社を見つけましょう。
また、行政などの公的機関から認められているリフォーム会社かどうかも判断材料になります。安心のリフォームを実現するためには、こういった細かな情報収集が大切です。

相談してみたいリフォーム会社が決まったら、電話で問い合わせてみたり、直接会って話をしてみましょう。リフォーム会社によっては、24時間オンラインでの資料請求や無料見積もりが可能です。担当スタッフの対応や、質問に対する返答から、会社全体の雰囲気がつかめます。やりたいリフォームが実現できるか、というポイントでリフォーム会社を選ぶことが大切です。

しかし、意外にも、担当者との相性が決め手となって、リフォーム会社を決めたという人が多くみられます。やはり、「家」という「大きなモノ」を共同で作っていくわけですから、自分たちが考えるイメージに理解を示してくれて、的確なアドバイスをしてくれる担当者の存在は大きいようです。

リフォーム基礎知識② 「実物を見なきゃわからない」

リフォーム会社が決まったら、リフォームする設備や部材選びが待っています。キッチンやトイレ、照明器具やインテリア、壁紙や床など…考えるだけでワクワクしてしまいますね。

リフォーム会社の方でも、取り扱いメーカーの設備が準備されているため、必ずしも自分で選ばなくてはいけないものではないですが、設備選びにもリフォームの楽しさ、夢がつまっています。

カタログ資料の中から調べて決めるのもいいですが、やはり一番失敗しないのは実物を見ることです。ショールームなどに足を運んで、手で触れて、試して、実際の大きさや色合いなどを確かめておくことをオススメします。

リフォーム基礎知識③ 「見積もりで失敗しない」

リフォーム会社を決める際、複数の会社から見積もりを取ることをオススメします。見積書は、リフォーム会社の比較検討をするときにひとつの参考資料となるので、同じ条件下で見積もりを出してもらうようにすることが大切です。見積もりの相談をするたびに異なった要望を提示してしまうと、いざ比較しようというときに、正しく検討ができなくなってしまうので注意が必要です。

見積もりを出してもらうときには、他社と比較検討する旨を伝えておくと、その後のやり取りがスムーズになります。

リフォーム基礎知識④ 「施工工事ですべてが決まる」

リフォーム計画もまとまり、後はいよいよ施工。工事については任せるしかないと考えてしまいがちですが、工事期間、安心・安全で心地よい施工を行ってもらうために、事前にしておくことがあります。

まず、施工時期の調整です。リフォームの規模によって、施工期間は変わってきます。どの程度かかる工事になるのか、事前によく聞いておくことが肝心です。数日の工事で済むのならあまり問題にはならないかもしれませんが、大規模工事で長引くようだと、それなりに考えなければいけないことが出てきます。工事期間、別の住居に移るのか、工事中の家で暮らしていくのであれば、出産時期や受験シーズンなど、差しさわりがないように家族の状況を考えて時期を設定する必要があります。

また、施工工事を行う業者を自分で探さなければいけない場合もあります。そのような場合は、リフォーム会社を選ぶときと同様、慎重に選ぶことが大切です。最終的なリフォームの良し悪しは施工工事にかかってきますから、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

リフォーム会社によっては、施工工事業者と連携したサービスを行っているところもあります。この場合は、リフォーム会社に直属する施工工事業者となるため、安心して任せられるメリットがあります。同じ組織内でリフォームを展開していくので、リフォームに対する要望やコミュニケーションなども取りやすくなります。